ecomoさんでは、12月の第3週をキャンドルナイトウィークとして、キャンドル作りやグラスアートのキャンドルポットの展示販売などを中心にイベントを展開し、夕方からはキャンドルを点灯して、珪藻土の心地よい空間にさらに光による温かみを差しての充実した1週間た繰り広げられました。ecomoさんは知る人ぞ知る、自然派の方の聖地(?!)。今回私たちは急遽の参加だったので、ブースのお手伝いも集まらないのではと思いましたが、以前からよく行ったり、行きたいと思っていたという方たちが多く、フロスヴィータのハーブ&バッチブースもお客様、スタッフ問わず大賑わいでした。
当初はハーブティーをおすすめしながらバッチフラワーレメティをご紹介するつもりでしたが、場所柄でしょうか、バッチフラワーは既にご存知だったり使ったことがある方が多く、どんどんご相談をいただきました。ご予約制の対面コンサルテーションに、飛び入りのお申込もありました。このようにオープンなショップで、日頃抱えているこころのわだかまりや不安などを、気軽にご相談いただけたのは、やはり空間の心地よさとそこに集まる人の和の力があったからに他ならないと思います。立ち話でも、カフェの一角でも、今気になっていること、自分の力だけでは解消できそうもない悩みなどをリラックスしてお話いただける場となれたようで、安堵しました。
ビーチグラス作家の藤林貞雄さんと、その作品との出会いもありました。このイベントのメインの展示会とワークショップ講師を務められていた藤林さんは、湘南でビーチコーミングした廃材をアートにして再生させるグラスアート作家さんです。友人の眞淳平さんの著書『海ゴミ~拡大する地球環境汚染』が2年前に出版されたとき、私たちの捨てさったはずのゴミが、海からまた陸に打ち上げられ、足の踏み場もない浜を作り出している現実に、愕然としましたが、藤林さんは例えばそんななかから拾い上げたガラス瓶の破片(子どもが知らずに遊んでいたら怪我をするような)を積み上げ足しあげ、再生されてさらにきれいな『瓶のオブジェ』を作っています。写真撮り忘れた(いつもすみません・・・)ので、こちらのブログの2枚目の写真を見ていただければ、どんなものかおわかりになると思います。そのほかにも、流木や石が、いきいきとして私たちの生活の中に入ってくることの貴重さを作品を通じて教えていただきました。
同じくメイン企画であった、廃油キャンドル作りは、平塚を中心に、ママさんのネットワークを主宰されているアロマセラピー講師のB&S山中あきさんとベビーマッサージ講師のpalm*5香田由香梨さんが担当されました。おふたりはこのイベント全体の企画プロデュースを仕切り、丁寧で妥協を許さない仕事振りで準備されたので、ワークショップの参加人数はどうもecomo史上最多であったとか。参加者のお名前を貼るボードはこんなにいっぱいになりました。ecomoさんは、ショップの集合体の大規模商業施設とは違い、コンパクトななかに密度高くいろいろなものがあるのですが、親子で1日中楽しんでいかれた方も多かったようで、これは彼女たちの企画と熱意の賜物、と改めて敬意を表したいと思います。
さて、当日は私たちも1日朝から夜まで会場詰めでしたが、帰りに気づくと、疲れていないのです。ひとのからだに配慮して作られた建物は、ひとに余分なストレスをかけないものなのだ、と知りました。来年は私たちも、いらっしゃる方はもちろん、スタッフである私たち自身も疲れないイベント、これを念頭に置いて企画しようと思います。
2009年もさまざまにご支援、ご協力をいただきありがとうございました。来る2010年も、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。