植物療法ネットワーク2011in清里<7月2-3日>
曇ったり雨も降ったりですが、屋外イベント中は奇跡的に雨に遭わない、というすてきな2日間を過ごしてきました。
日頃海暮らしでなかなか高原の風にあたることがない私を、こんなかわいい看板がお出迎え。
昼はハーブの苗植え、夜は焚き火カフェ、朝は早起きして朝靄の中を「西魔女」おばあちゃんの家のあたりまで散歩。
このとき清泉寮で一番咲き誇っていたのはレディースマントルでした。
レディスマントルは、マリア様のマントといわれたことからこの英名がつき、和名もハゴロモグサ、と聞くからに神と女性を結び、守ってくれそうな名づけがされていますが、そのとおり昔から女性のさまざまな不調に使われてきました。以前ドイツで魔女のおばさんに(普通のハーバリストの学校の先生ですが、私から見た印象はどう見ても魔女・・・でした)「レディスマントルの葉の真ん中に真珠のように結ばれた朝露を、誰にも見られずに飲み干すこと。そうするとずっと健康で幸せでいられるわよ」と聞いて、とても記憶に残っていました。
今回清里について先ず目に入ったのは、ほんとうにそこかしこに咲き乱れるレディスマントルの黄色い可憐な花と大きな葉。この写真は早朝撮ったので、朝露がよく見えると思います。今回、バッチフラワーレメディを知っていただくために、パネルディスカッションでご紹介し、翌日の分科会では、レメディの作り方をお話してマイボトルを作るだけでなく、レメディ作りの真似事も取り入れてみました。それにはこのレディスマントルにお出ましいただこう、となったわけです。
フラワーレメディの作り方を考案したバッチ博士は、花の朝露のもつ癒しの力をどのようにしたら世界中のひとに届けられるか、と考え、太陽の光のもとで花の力を最大限に引き出すサンメソッドを後世に伝えました。あのドイツの森の中とこの日本の清里の高原、そしてイギリスのバッチセンターのあるマウントバーノンがレディスマントルで繋がったようで、私も新たな体験をすることができたワークショップとなりました。
また、アロマの佐々木薫さん、杉浦裕里江さん、ハーブの村上志緒さん、森林療法の飯田みゆきさん、という、分野の違うセラピストとの方たちともいろいろなお話をさせていただいて、改めて自分の立ち居地やこれからを考えるきっかけもいただきました。
詳細はキープ協会さんの報告ブログをご覧くださいね。1日目と2日目があります。
キープ協会さんでは、これからもさまざまなイベントを予定されています。是非いらしてはいかがでしょうか?
私も海にとどまらず、こんなきれいな清里高原でのイベントも今後計画してゆくことにしました。乞うご期待!