両先生による講演、対談が、7月4日日曜に迫ってきました。
加島先生87歳、帯津先生74歳。日本ホリスティック医学協会主催の特別講演会で、考えられないキャスティングの会が実現しました。お二人の深く、豊かな知の出会いを、共有させていただける貴重な時間になることと思います。
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老子の説く道(タオ)は、計り知れない難しさがあると思うのですが、私は幸いある書店で加島先生の「タオ-老子」(2000・筑摩書房刊)に出会ったことで、あまりそのハードルを感じないでその言葉を手元に置くことができました。
今回、加島先生の講演のテーマは、一番の近著「私のタオ-優しさへの道」(2009・筑摩書房刊)を、もう少し深く話してくださるそうです。
また帯津先生は、2005年から、何度かの対談を通じて加島先生と交流されていて、2007年に「静けさに帰る」(2007・風雲舎刊)という対談集を出されています。今回は、この本でのお話を交えながらの講演をしてくださることになっています。
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タオの在り方にいちばん近いのは
天と地であり、
タオの働きにいちばん近いのは
水の働きなんだ。そして
タオの人がすばらしいのは
水のようだというところにある。
水ってのは
すべてのものを生かし、養う。
それでいて争わず、威張りもしない。
『上善如水
水善利萬物、而不争』
(「タオ-老子 第八章」P.21より引用)
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これは私の個人的な感想になりますが、バッチフラワーレメディを使っていて、その元となる水のちからについて問われたり考えたりすることが、多くなっています。タオの働きが水のようなのだとすると、バッチもまたタオのような働きをするのかな、という問題意識を持ってお話を聞けそうです。バッチフラワーレメディについての疑問を持ったり学びの過程にある方にも、よき問題提起の機会になると思います。またここにもある「不争」アラソワズ、は、非戦論だけでなく老子の中で繰り返し登場する重要な思想ですが、そのつながりについてもきっとお話を聞けるのではないかとひそかに期待しています。争いごと、闘うことが日常の中に入り込んでいる昨今、穏やかな生活、教育、社会を望む方には、老子の視点から世の中を観る、貴重な時間をもたらしてくれることと思います。
私は今回も司会で前に立っています。会場にお越しになった方は是非、休憩時間にお声がけください。直接お話できるよい機会にもなると思います。皆様のお越しをお待ちしています。